介護職へ転職する際には、求人広告に記載された勤務条件や待遇などの情報から、応募を決める方も多いはずです。
その一方で、勤務条件や待遇そのものについて相談したい場合や、求人広告の記載についてさらに詳細に知りたい時には、面接の際に直接質問して確認するしかありません。
この点、勤務条件や待遇についての質問は避けるべきというアドバイスが、ノウハウ本などでは散見されます。
しかしこれは求人広告を見れば明らかに理解できるような、単純な確認質問の連発を回避するアドバイスに過ぎません。
就職後のトラブルを防ぐためにも、不明瞭な点は早い段階で確認しておく方が無難です。
ただし、勤務条件や待遇についてあまりしつこく質問すると、採用者側に身勝手なイメージを与えかねません。
例えば休日に関する質問ばかり何度も投げかけていると、働く意欲がないのではないかと疑いを持たれてしまう可能性があります。
このようなことにならないためにも、質問をする際には細心の注意が必要になります。
その前提として、自分にとってどこまで譲歩できるのか、あるいは応募先に就職するとどのような点がネックになるのか等、あらかじめ質問の整理と準備をしておくべきでしょう。
例えば子育てと両立する必要があるならば、保育園の場所や送迎時間、あるいは子どもが急病になった際の休暇や退勤の可否などが、応募先を選定する際の基準となるはずです。
そして面接の際には、これらの希望を考慮してもらえるのか、ハッキリと伝えて確認することが大切です。
遠回しに質問すると、かえって不誠実なイメージを採用側に与えかねないので、十分注意しましょう。